フィルムが貴重な今こそハーフカメラを使いたい(penF)

PenFの画像 カメラ / 写真
pemF

フィルムが高い! 売っていない! 現像するのも高い!
なぜフィルムカメラで写真をとるんだろう?
フィルムの良さってなんだろう?

最近若い方を中心に、フィルムカメラブームが続いてますが、フィルムカメラに興味を持つ若い方は直感的にそれがわかってるんだと思うんです。

ハーフカメラとは?

ハーフカメラとは、簡単に言うと通常の2倍の枚数撮影できるカメラのことで、penFはそのハーフカメラの有名所というか”レジェンド”的なカメラ。中古の数もおおく、手に入れやすいのもオススメの理由です。

気になるのは、ハーフカメラのデメリットである “画質が普通のカメラ(35mmカメラ)に劣る” ことですが、中判や大判除き、今更フィルムカメラに高画質を求める人は少ないでしょう。なので実質のデメリットはボケ感が35mm判に劣る、現像がちょっとメンドイ、くらいだと思います。

ハーフカメラで撮影したフィルムの現像については。35mmフィルムのサイズ感で現像されてしまったり、そもそも取り扱ってもらえなかったり・・・
なので僕は超プリさんで現像してもらってます。超プリさんハーフ写真を一枚づつ分離して納品してくれるので本当にありがたい上にリーズナブルです。感謝しか無いm(_ _)m

penF+F.zuiko38mmで切り取る世界

てるてる坊主

penFを手に入れて、吊り下げられてたてるてる坊主を何気なく撮った写真。

思い出した、この感覚。

スマホやデジタルカメラで撮ると”記録”になってしまうような構図や被写体ですが、フィルムで撮ると”写真”になる。

那覇公設市場周辺

正直penFのファインダーはピント合わせにくいけど、それが逆にいい意味で諦めがつきます。といっても時間をかけてヘリコイドグリグリすれば正確なピント合わせも可能。

シャッター速度は最高で1/500秒、日中では嫌でも絞ることになるので、そんなにシビアにピント追い込まなくてもいいかも。上の写真は光量が足らなかったのでf2.8くらいまで、咄嗟に立ち止まりシャッターを切ったもの。

メタセコイアのボケ感

メタセコイアの木を下から仰いで撮った一枚。

なんか、なだらかではなくストンとボケるタイプですね。これはこれで好きです。

ナガシマスパーランド、観覧車からの風景

遊園地の観覧車内からの撮影

夕日なのを差し引いても写真がやたらと黄色い。改めてレンズ見ると結構黄変してました。

空と前ボケコスモス

順光で撮影するとレンズの黄変はあんまりきにならないかな?

黄変したレンズには黄変したレンズにしか出せない味があるので問題無しです。

古い町並み

バキバキに高精細な写りでなくても、これくらいの写りでも記憶は蘇りますね。

バイナリデーターを記録するのではなく、その場所の光を焼き付ける。 普段デジタル撮影をしてると忘れがちな「一枚一枚と向き合う」体験も、たまにはしたほうがいいと思いました。結局フィルムをスキャンしてデータ化するので完全なアナログではないですが、フィルムに焼き付けるという行為が尊いと思います!

メタセコイア

とりあえず冒頭の結論、フィルムカメラを使う理由は撮影体験にあると思いました。以上。

コメント