こんにちは!定期的にカメラを買わないと正気を保てない病にかかっている’ なりすけ ‘です。
最近団地を撮るのにハマっていまして、団地周辺をゴツイカメラもって歩く訳には行かないので、いい感じに場に溶け込めるコンデジを探していました。
RX100は持っているけど、なんか違うカメラを使いたいし。。。
結構悩む日々が続いていたある日、思い出したのです。ヤツの存在を!
その名はCoolPixA
Nikonが世に送り出した高級コンデジが今では中古が4万円弱で手に入る。
気になっていたんですよねこれ。
2022年10月にこのカメラを手に入れた感想を書いていこうと思います。
CoolPix Aとはどんなカメラなのか?
CoolPixAは2013年にNIKONから発売された高級コンパクトデジタルカメラ です。
実はRICOH GRよりCoolPixAのほうが数ヶ月前に発売されてます。
今では珍しくありませんが、見た目が完全にコンデジなのにAPC−Cセンサー搭載なのが当時話題になりました。
手に持ったときの存在感は素晴らしく、ズッシリしていて、マグネシウム合金がヒンヤリと高級感を感じます。GRもそうですが、見た目がチープなのに手に持ったときの圧倒的道具感を感じさせる演出にうっとりします。
今更細かなスペックを書いてもしょうがないと思いますので公式のリンク貼っときますね。
CoolPixAの所感
結論から言います。
ハイスペックだけど色々と至らないカメラです。
はい。すみません。でも第一印象がまさにソレでした。
でもオールドデジカメを語る上で至らなさは褒め言葉だと思っているので何も問題なしです。
何が至らないのか?
まず、一番最初にびっくりしたのが「画面表示の設定」、まるで高級コンデジとは思えないほど不親切です。
選択項目はコレだけ。 この中の好きな設定を選択する感じです。
何が問題かというと、水準器、電池残量や露出補正ゲージ、構図用格子が一緒にだせない!
これは非常に不親切だと感じました。
そして撮影直後の画像確認のOFFがない!
なぜ確実に見せてこようとするのか。。。
ただでさえブラックアウトが長いのに、このせいで撮影レスポンスが劇的に落ちてしまいます。
あとどうしても使いにくかったのは、マクロモードがスライドスイッチなことです。 このスライドスイッチ絶妙に固く、マクロモードにしようとすると通り過ぎてMFになったりします!裏を返せば誤作動しなくていいんですけどね。
通常だと全く寄れないため、マクロを多用したいところなのでこれは中々メンドイです。
色々悪い点を上げましたが、私はこのカメラが大好きです。
まずこのデザインが好きです。
GRは如何にもGR感があって、M型ライカやハッセルブラッドなど、誰がどう見てもその機種だとわかるようなカメラです。しかしCoolPixAは一見なんの変哲もないコンデジ
なんの変哲もなさそうなコンデジが実はハイスペックだというのが堪らんです。
CoolPixAで試し撮り
実際に撮影した写真です。
中々に透明感のある写りで、性能の高いレンズなのがわかりました。
自然な発色がかなり好印象でした。
赤系の色がしっかりでます。
草の描写も鋭く、キリッと写っています。
逆光で柔らかい表現をしたかったのですが、コントラストが下がることもなくお花がバキバキに写ってます。
これは朝焼けなのですが、オレンジ色になりすぎず、ちゃんと朝焼けっぽい色味が出ています。
朝焼けか夕焼けかわからない色になるカメラも多いので、これは嬉しいですね。
朝市の甘栗をサッと速射してみました。
速射はGRにまったく太刀打ちできませんが、画質は負けていません。
むしろアンダーの綺麗さや、描写力はCoolPixA のほうが好きかも。
中々寄れます。 そして背景の緑に埋もれること無く、立体感が出ています。
明暗差はどうでしょう。
日のあたってる部分は白飛び一歩手前ですが、全体的に階調を保ってると思います。
やっぱりNIKONの絵作りはシャドウに重厚感があってすきです。
今回試し撮りをして気がついたことは、GRはもちろん、フジのX70とも思想の違うカメラだということ。
GRは道具として突き詰めた感があり、X70は撮影そのものを楽しむスタイルのカメラです。
一方このカメラはプレミアムという言葉が似合うと感じました。
ボディの質感、画質、所有欲、etc… カメラヲタの私を満たしてくれました。
今どき画質が良くて便利なカメラはいくらでもありますので、所有欲を満たすというのは重要なアドバンテージだと思います。
もうしばらくこのカメラを使い込んでみたいと思いました。
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